渋谷ほととぎす通信

新しいこと、枯れたこと問わず大庭が興味を持ったものを調査、生活の効率を求める完全趣味の技術ブログ。基礎を大事にしています。

CEDEC2019気になったUnity情報主に2019.3以降の新機能編


f:id:esakun:20190902025818p:plain

CEDEC2019に参加してきて自分なりのレポートを残している最中です。 本記事は「Unity2019年注目機能まとめ」を元にUnity2019の新機能について気になったことをまとめています。ただし、基本的にUnity2019.3以降の機能です。

Universal Render Pipeline(以下:URP)

  • ポストエフェクト対応
  • UTS2も対応(UnityChanShader V2)

旧LightWeightRenderPipelineの事です(名前が変わっただけ)。 基本的な描画についてはカバーし、レンダリングパイプラインをカスタマイズできるというメリットもあり、今後の開発ではURPを使う場面が多く出てくる気がしました。

ShaderGraphのサブグラフ

ShaderGraphとは別アセットのサブグラフの軽い紹介がありました。
便利そうなスニペット的なノードを追加することができるようなアセットでした(多分)。
とても良さそうな印象は受けております。

VisualEffectGraph

Unityの大前さん的に使った方が良い機能として上がっていたので取り上げています。

Houdiniと組み合わせるとなお面白いという話を聞き、早速CEDECの本屋で衝動買しました。

keijiroさんのリポジトリを見るのが手っ取り早いかもしれません。

Profile Analyzer

複数フレームまたがる分析、2つのキャプチャデータを比較することができるすぐれものです。どんどん活用すべきツールでしょう。

Runtime Animation Rigging

既存のアニメーションにUnity上で新たにリグを追加して、アニメーションを分岐させたりできるリグ機能です。ワークフロー構築の手段の1つとして一度触ってみておきたい機能です。

AssetDatabaseV2

AssetDatabaseが大幅に改善されるらしいです。

アセットインポートのプラットフォーム切り替えが高速化

今までキャッシュサーバで頑張っていたアセットインポートですが、プラットフォームごとのインポート情報が保持される?だったような、とにかくSwitch Platformが高速になるようです。

普通にありがたい。

オンデマンドインポートが実装され、再生時に必要なインポートのみ走る機構

こちらは個人的に特に注目している機能です。
よくあるUnityで困るパターンとして、長い間開発しているUnityプロジェクトを新規で開こうとすると、アセットインポートで一日潰れることがあります。


しかし、このオンデマンドインポートは、そのシーン、再生時に必要なアセットだけをインポートする機能らしいです。これにより、長時間待機の苦痛から開放される可能性があります。期待大です。

2Dワークフロー

  • Photoshopワークフロー(レイヤーを読み込める)
  • 2D描画のShaderGraph対応
  • 2D描画のURP対応

Terrain Tools

  • Terrainに足りない機能を補ってくれるツール
  • Terrain Colliderに穴を開けることができるようになった
  • 複数のTerrainをなめらかに繋げられるようになった

イマイチだったTerrainがパワーアップします。
CEDEC2019: Unityではじめるオープンワールド入門 アーティスト編 こちらのセッションで、 Terrain、Houdini、Maya、Substance Designerを使ったワークフローが紹介されており、とても参考になりました。

Burst Compilderで浮動小数点のゆらぎをなくす

f:id:esakun:20190908211110p:plain:w450

BurstCompilerを使うと、プラットフォームごとの浮動小数点のゆらぎ、物理演算によるゆらぎがなくなります。覚えておきたいテクニックです。

ARFoundation

  • AR開発をUnityのシーンビューを活用
  • フェイストラッキング
  • 2Dイメージトラッキング
  • ARKitオブジェクトの認識

Unity公式ブログにも紹介されています。

最後に

僕が気になった機能を取り上げていますので、資料公開の際にはその他の機能のチェックをしていただければと思います。今使うなら覚悟を持つ必要があり、痛みを生じる機能群の紹介もされていて面白かったです。

  • UIElements
  • New InputSystem
  • UIBuilder

この辺りです。


Unity2019.3からはUnityEditor自体のデザインもフラットになり、新機能も多いので非常に楽しみです。