こんにちは、エンジニアのオオバです。

気づけば2015年から6年近く
はてなブログにお世話になった本ブログ。

2021年9月、はてなブログを
卒業してNext.js + Vercelに引っ越しました。

はてなブログを卒業してよかった

はてなブログをやめてよかったです。
ぼくがエンジニアだからというのも大きいですね。
ブログ機能のあらゆることを自分で管理できますから。

あえてお金を出して
ブログサービスにお願いする必要がなかったのです。

以下、なぜ6年も使っていた有料はてなブログをやめたのか
理由を紹介していきます。

ブログを執筆している方への
いち意見として参考にしていただければと思います。

※主に技術ブログを執筆しているエンジニア向けの話となります。

→11万文字で徹底解説した「DOTweenの教科書」Unityアニメーションの超効率化ツールはこちら

技術ブログを始めるなら「はてなブログ」

ブログを始めた当時2015年、
ブログサービスをしらみ潰しに検討した記憶があります。

というのも、以前レンタルサーバーを使って
MovableTypeやWordPressでブログを書いてた時期がありました。

スマホが普及しだした時期で、

こういうルーティンを邪魔する要素の増加が
ブログをやめさせた原因です。

同じ失敗を繰り返さないためにも
書くことにできる限り集中できることを優先した結果、
はてなブログにたどり着きました。

このようなポイントが当時のぼくに刺さり契約。
またはてなで技術ブログを
書いている知り合いが多かったのも大きいです。

続けるという意志を強く持つために
独自ドメインを設定 -> はてなProへ契約(年間約7000円)

気づけば6年、450記事書いてて
びっくりしました。

「記事を書く、コンテンツを作成することに集中」
という点は達成できたように思います。

はてなさんありがとう。

※本題はここから

はてなブログを卒業した理由は大きく3つです。

  1. ランニングコスト下げたい
  2. はてなはMarkDownで書き出せない
  3. 本当の自由はない

理由1. ランニングコスト下げたい

ブログ運営費用は2つあります。

1年間にかかる費用は、
合計 8880円/年です。

月額740円でブログを書きまくれるのであれば
安い気はします。

このブログ費用をどうやってペイするか
というゲームをぼくは楽しんでいます。

一般的なブログの広告収益方法で
基本的にはまかなえています。

コストを抑えられないか?

独自ドメインは一生付き合わないといけないため対象外。
はてなブログPro契約料の額は
契約当初から気になっていました。

月額740円は安いって書きましたが、
抑えられるなら抑えたい。

というランニングコストの問題が
ひとつ卒業のきっかけを与えてくれたように思えます。

理由2. はてなはMarkDownで書き出せない

はてなブログにもエクスポート機能には
HTML書き出ししかサポートしていません。

どういうことかというと、
元記事にMarkDownを選択していても
最終的にレンダリングされたHTMLしか
書き出しできないということです。

はてな側の都合でMarkDownサポートはされない(と思う

書き手の多くは元のMarkDown書き出しを望んでいると思いますが、
はてなから去ってしまうリスクを小さくするためですね。

しかし、このスピーディな時代、
ブログサービスの破綻リスクは
常に考えておく必要があります。

重要なのは、いつでも自分の記事(コンテンツ)を存続させることです。

具体的には、別のブログサービスへの移行、
自前でWordPressなどを使ってサービスを継続することでしょう。

記事の移行が最も大変

この移行作業でもっとも大変なのは
記事の移行作業です。

数記事だけならコピペで可能でしょう。

450記事書いているぼくは
コピペでは日が暮れるどころではありません。

HTML書き出しではダメ!管理しづらい!

MarkDownの良さは、
ごちゃごちゃしたHTMLタグが一切ないため、
非常に読みやすく執筆しやすいのです。

原形はMarkDownで管理したい
後述する全記事の文字一括置換もしやすいです。

ということで、はてながHTML書き出ししか
サポートしていない事実を知って
大きなショックを受けました。

たぶん、この瞬間に、
はてなブログの卒業を決めたのかも知れません。

記事が増えれば増えるほど移行コストアップ

また致命的なのは、今後記事数が増えていくにつれて
引っ越しコストが上がる
ということです。

1000、2000記事となった場合、
管理できないと思います。

450記事の今時点で、
引っ越しを決めれたのはラッキーだったのかも知れません。

理由3. 本当の自由はない

はてなブログで執筆している以上、
書き手に本当の自由はありません。

※発信内容自体は自由です

記事数が少ないうちは、
書くだけで楽しかったんですが、
100、200、300と記事が増えてくるにつれて
ブログをカスタマイズしたくなる気持ちが
強くなるんですよね。

ぼくは効率化が大好きで、
プログラミングで解決、効率化できそうなのに、
はてなブログを使うことで解決できないことに
イライラを覚えだします。

はてなブログを卒業してどこへ?

結果的に、粛々とはてなブログから
記事の書き出し作業などを行い、
無事はてなブログを卒業することができました。

今、この記事は既にはてなブログではありません。

ブログシステムはNext.jsで構築し、
Vercelにホスティングしています。

ランニングコスト81%減

Vercelの契約料ですが、
ぼくは個人かつ非営利使用にあたるため無料です。
独自ドメインの1680円/年だけになりました。

約81%のコスト削減!

これは大きい。

完全MarkDown管理

MarkDownに賛否あるかと思いますが、
ぼくはMarkDownで書くことに決めました。
厳密にはMarkDownを独自拡張した形です。

基本的に元記事のMarkDownを
そのまま使うということはありません。

例)MarkDownが必要な場合の流れ
元記事(独自MarkDown) -> 変換処理 -> MarkDown  

という感じでプログラミングで言う、
コンパイルをしています。
※厳密にはMarkDownではなくMDXという形に変換して
この記事を表示しています。

自由と効率化を手に入れた

HTMLはいじり放題です。

もちろんバグったときの責任も自分自分になります。
(このあたりは普段エンジニアをしているので大丈夫かなと)

「記事の文章に対して一括で何かをする」ということが
一番うれしいですね。

今まで1記事ずつ管理画面から編集していく必要がありました。
非常に面倒くさい作業です。

もうあの頃の生活に戻れないでしょう。

卒業して本当に本当によかった

シンプルに卒業してよかった。

理由はすでに述べたとおり
以下の3つを手に入れたからです。

もう1つ副次的な効果として、
Next.js、React、Pythonの知識がついたこと。

ぼくは普段C#やシェーダーしか触らない
ゲーム系エンジニアです。

JavaScriptまともに触ったことがない人間でしたが、
今回の卒業を期にガッツリ触り、読むことで
なんとなく理解することができました。

今後もブログの機能拡張をする上で、
さらに知識は深まりそうです。

Pythonは記事の変換処理や、
はてなブログから記事を取り出す際の
自動化で大いに役立ちました。

技術力も上がり、
コストも下がり、
管理もしやすく、
自由を手に入れました。

振り返ると良い事づくし。

もちろん、先のNext.js、
Reactの言語の壁にぶち当たり
かなり苦労はしました。

そういう部分に楽しさを感じられる方であれば
オススメの卒業です。

もし、はてなブログを使っていて、
コストや自由度が気になっている方いましたら、
参考になればと思います。

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ぜひチャンネル登録をお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
すばらしい技術ブログライフをお過ごしください。

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参考サイト