こんにちは、エンジニアのオオバです。

気になっていたFinalFantasy別れの物語展に行ってきました。

ぼくのFF歴は、ナンバリング作品だと3,4,5,6,7,8,9,15で、
一番好きな作品は6で好きなヒロインはティナです。

ナンバリング作品以外にも
タクティクス、シアトリズム、メビウス、ワールドオブファイナルファンタジー、零式などプレイ済みです。

ゲーム人生の多めの時間をFFに割いてきたんだなと振り返りつつ、六本木森美術館に向かいました。

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現実世界からFFの世界へ

会場につくと音声ガイダンスの機能を果たすiPhoneとヘッドフォンを渡されます。

会場内にすぐには入れず、渡されたiPhoneの専用アプリで自分のニックネームとアンケートを入力して待機します。

入力が終わると火、氷、雷の3種から1つの属性が言い渡されます。ちなみにぼくは火属性でした。

しばらくすると、音声ガイダンスが語りだします。

前提として、ぼくたちは皆光の戦士の力を与えられ、これからエンタープライズ号に乗って現実世界からFFの世界に行くために次元の狭間を抜けていき、行く手を阻むバハムートに挑んでいくというストーリーです。

正面左右床が無地で後方にはクリスタル、40人学級教室の倍くらいのサイズの部屋に案内されます。

青、赤、黄の円形の光が並んで床に照らされていて、自分の属性に合わせてその光の近くに集合します。

我らが火属性パーティは、ぼく以外は全員女性で、いかにもFFっぽい感じの男女比構成でした!!

しかし、皆ぼくより20歳は余裕で年上のマダム達で、幅広い年齢層を取り込むFFを改めて凄いなと感じました。また外国の方も多かったです。

これらがイイ感じに組み合わさって飛空艇で飛んでいる感が演出されていたように思えます。

無事にバハムートを倒し、そこからは展示に移っていきます。

いい仕事をする音声ガイダンス

FINAL FANTASY別れの物語展レポート。とりあえず泣きました_0

各ナンバリング作品毎に印象的なシーンの映像が流れています。
展示ブースに近づくと、音声ガイダンスが内容を切り替え、別れ部分に焦点を当てた解説が入ってきます。
この解説が結構良いです。

FINAL FANTASY別れの物語展レポート。とりあえず泣きました_1

内容を知っている分、回顧とあいまってウルっとくる場面が何度かありました。

FINAL FANTASY別れの物語展レポート。とりあえず泣きました_2

技術的には各展示ブース付近にBeacon(Bluetoothの電波を発する機器)が設置してあって、その電波から送られた展示ブースIDからiPhone内の音声ガイダンスを切り替えていると思われます。

『別れの物語展』は、作品の中で描かれてきた数々の別れの物語を様々な趣向を凝らした体験型展示に再構築した大規模回顧展です。今回のために新しく開発された「音声ARシステム」※1を導入し、会 場内に約150個のBeacon※2を設置。来場者ひとりひとりに手渡される専用音声ガイド機(ヘッドホン 付)を装着して観賞するスタイル

展示ブースによっては、音声ガイダンスだけではなく、ブース内の映像にシンクするBGMも流れてくるようになるので、BGMのIDとシークポイント、音声ガイダンスのIDを送信する機器も置いてあるのだろうと思いました。Beconの使い方の例として参考になりそうです。

FINAL FANTASY別れの物語展レポート。とりあえず泣きました_3

展示場所によっては結構シビアで他のナンバリングの解説が始まったりするので、会場が混雑していると大変です。

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FF10、15は特別扱い

FF10と15に関しては特別ブースが存在します。

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ノクトとルーナの結婚式 ※FF15クリア済み前提

このブースに来ると、FFのテーマをBGMにして、レギスと仲間たちからの祝辞がヘッドホンを通して流れてきます。

本作をプレイしていたら分かるのですが、ノクトとルーナは本当に大変な運命を背負っていて、2人で過ごすことも出来ない、幸せに生活すること自体、夢もまた夢。

ぼくはここで思わず涙が溢れてしましました。特にレギスとイグニスのコメントで泣けました。

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FF10のティーダとユウナの思い出の部屋

部屋に入った瞬間「最後かもしれないだろ?」って聞こえてきて思い出が蘇ります。

最後はFF7の教会

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FF7における印象的な場所をこの展覧会の最後に持ってきています。
その場所に自分がいる感じがするので、実際のシーンをリアルに再現する系の表現は好きです。この場所も歩き回っているとエアリスの声が聞こえてきます。

教会の周りの壁には撮影不可の画像、資料が展示してあって、ミッドガルを感じ、エアリスとの別れを思い出しながら出口に向かいます。

出口付近に近づくとFF5のエンディングに使われる、親愛なる友へが流れ、最後にQRコードをかざすと自分のニックネームがエンディング風スタッフロールとして流れてきます。

ホント演出がずるいです。

まとめ

結構迷いましたが、着地見に行って良かったです。
プレイしていないナンバリングも手を出してみたいなって思いました。音声ガイダンスには各タイトルの進化している箇所を説明してくれたので、それらを意識しながらプレイするとなお面白さが変わってくるように思えましたし、Beaconを使った展示例としても参考になりました。

一応不満点も挙げておきます。

入場料が高額

2500円の価値があるかは微妙です。FFにそこまで思い入れがない場合は行く必要がないでしょう。

導入のエンタープライズ号演出クオリティが...

ああいう体験系コンテンツを初めて見る人は驚くかもしれないですが2015年TGSのグラブルブースほどのクオリティは無いです。
映像クオリティ不足、解像度不足を感じてしまい、もっと頑張って欲しいなって思いました。サイゲが作ったらもっと面白いのになと思いながら見ました。

各タイトルもう少し深掘ってほしかった

ぶっちゃけ内容が浅いです。
ぼくはFF6が好きですけどあっさり終わります。
15タイトルもあるし、新し目のタイトルに力を寄せるのは仕方ないですが、もう少し突っ込んでも良かったのでは?という感想です。

最後に、ぼくはなんだかんだ泣いてしまったので、良い展示だったのではないかと思います。2月いっぱいまでなので、行きたい人はお早めに。せめてFF15はクリアしていった方が良い気はします。

今FF15って3000円くらいで買えるんですね;;

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